日本トイレ研究所(港区虎ノ門1)は4月1日、衛生教育や排便の重要性をテーマにした「うんちっち!のうた」のシングルCDをリリースした。CDには日本語のほか英語でのフルバージョンも収録されている。
同曲は、昨年9月の日本トイレ研究所発足会で初披露されて以来、CD化が進められてきた。作詞は同研究所所長の加藤篤さんによるもの。加藤さんの「子どもたちに排便の大切さを知ってもらい、トイレを好きになるように」との思いが込められている。作曲は音楽家の三村奈々恵さん、編曲はサルサグループ「オルケスタ・デル・ソル」の森村献さんで、軽快で楽しげなメロディーが特徴。
ボーカルには、日本語バージョン・英語バージョンそれぞれにプロの男性歌手・女性歌手を起用した。英語バージョンを収録したのは、「世界中の子どもたちに広まることを願って」(加藤さん)。今後の衛生指導やトイレの普及などの海外活動に携えていく予定だという。
英語バージョンのタイトルは「Poo-Poo Song」。「Poo-Poo(プープー)」は便を指す幼児語で、歌詞の英語化には英語を母国語とする十数人の外国人が協力した。最終的なアレンジはアニメやテレビCMなどでも活躍する音楽家で同曲ボーカルのドナ・バークさんが手掛けた。
ジャケットのイラストは、同研究所の子ども向け衛生指導「うんち教室」の教材に登場するキャラクターたち。「ヨーデル星」からやってきた「ウンコビッチ博士」、地球市民村の「ブリットニーちゃん」、ウンウンと鳴く「ウンコロ犬」、各国のプリンスならぬ「ブリンスくん」など同教室ではおなじみのキャラクターが並ぶ。
加藤さんは「幼稚園や保育園での教材として活用してもらいたい。そしていつか幼児向け番組の歌として取り上げられたらうれしい。先々は『We are the world』のように世界中で歌われるようになるのが夢」と展望を話す。
CDの価格は1,000円。「うんちっち!のうた」「Poo-Poo Song」「カラオケ」の3曲を収録する。「うんちっち体操」のイラスト付き。