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みなと科学館でジオパーク巡回展 特別展示「関東の大地の物語」も

ナウマンゾウ大型復元模型 ©KOKORO.CO,LTD(写真提供=港区立みなと科学館)

ナウマンゾウ大型復元模型 ©KOKORO.CO,LTD(写真提供=港区立みなと科学館)

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 「ジオパーク巡回展『地球時間の旅 ~石ころから何が見え!?~』」が現在、港区立みなと科学館(港区虎ノ門3)で開催されている。

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 同施設によると、「ジオパーク」は、地球科学的に重要な資源や景観が保全され、その価値を後世へ伝えるための活動が行われている地域だという。同展は、 国内のジオパークを巡回中の展示で、都内初開催。巡回展に加え、みなと科学館制作の特別展示コーナー「関東の大地の物語」も設置する。

 企画展の構成は、序章「ジオパークってなんだろう?」、第1章「ツナガル~現在の暮らしと文化につながる地球の歴史~」、第2章「カラフル~さまざまな石たちが目の前の景色を彩る~」、第3章「ツクル~日本列島を形作った地球の物語~」、第4章「ツタエル~豊かな暮らしと大地の物語を未来へ伝える~」、特別展示コーナー「関東の大地の物語」。実物展示、解説パネル、映像などで岩石や鉱物、自然の景色の多様性を紹介する。

 「関東の大地の物語」では、港区を中心とした東京の地形の成り立ちや港区近郊の地質の特徴などを、「立体地形パズル」「ナウマンゾウ大型復元模型」「展示パネル」で紹介する。

 このほか、関連イベントとして、トークセッション「ふかぼり!東京の地形と大地のふしぎ~なぜ港区は坂だらけ?どのように東京の地形はできたの?~」(10月26日)、「地球のカケラでお絵描きしよう!土のパステル『ドパス』を使って」(11月16日)、「石の種類日本一!? 糸魚川の石でカードバトルに挑戦しよう!」(11月17日)などを予定する。

 同施設スタッフの仙海章隆さんは「各地のジオパークから集めた岩石や景色を通して、身近に隠された地球スケールの歴史をひも解いている。港区や関東の大地に秘められた壮大な物語も紹介する。帰り道の風景が、今までとは違ったものに見えてくるかもしれない」と話す。

 開催時間は9時~20時。入館無料。11月11日・12日休館。11月24日まで。

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