ロボティクス事業(自動化システム)などを展開する「ゼアーレボ」(港区虎ノ門1)本社ビル1階に、協働ロボットの展示スペース「未来ファクトリー」がオープンして1カ月がたった。
「人とロボットが共に働き、共に生活する」をテーマに掲げる同スペース。「ロボットが身近になる生活」を感じて、その可能性を見いだしてもらうことを目的に桜田通り沿いに設けたガラス張りのスペースでは、ロボットが動いている様子を見ることができる。所内見学希望者も受け付けている(事前予約制)。
現在、展示しているロボットは、段ボールピッキングシステム、段ボール荷積み、荷下ろしの3台。人とロボットが同じ空間で働くことができるよう、安全面を考慮して作られているのが特長。
黒土浩太郎社長は「ロボティクス事業に携わる人だけでなく、近所の方たちなどが見て『面白い』『かっこよい』と感じてもらえる姿を目指した」と話す。「虎ノ門の名物待ち合わせスポットとなって、ロボットたちの近くでいろいろな出会いが訪れるよう期待している」とも。
「家族連れや外国人観光客が足を止め、ロボットの動きを目で追っている光景を何度も目にした。子どもたちにロボットを通して、夢を与えられたらうれしい。ロボットや業界の盛り上がりにもつながれば」と黒土社長。今後は、新たなロボットやその周辺機器の展示も行う予定という。
開所時間は10時~17時(土曜・日曜・祝日定休)。