つくだ煮店「新橋玉木屋 本店」（港区新橋4）が現在、「つくだ煮料理と日本酒ペアリング」コースを期間限定で提供している。

新橋玉木屋本店のカウンター席

　1782年に創業し、2022年8月に新橋1丁目から移転した同店。物販ブースがメインの店内にはカウンター席3席を用意する。

　同店では2022年9月から、平日12時～15時に一日1組（3人まで）限定で、つくだ煮を使ったコース料理を提供している。内容は、食ジャーナリストのマッキー牧元さんが監修し、これまでワインに合う料理を提供してきた。今回は5月22日から9月末ごろまで、新たに日本酒に合うつくだ煮コース料理（全8品）を用意する。

　コースメニューは季節に合わせ年3回、内容を変更し、9月末～3月は秋冬メニューを用意する。料金は、ワインコース、日本酒コースともに6,980円。完全予約制。

　日本酒ペアリングコースの内容は、「アペタイザー3品」「にしんの北欧風つくだ煮」「アユとキュウリのタルティーヌ」「うなぎのアグロドルチェ」「ぶどうあさりのシチリア風カッペリーニ」「お豆とヨーグルトのシャンティー オレンジ風味」。利用客には食べた料理のレシピも進呈する。料理に使ったつくだ煮は店舗とオンラインでも販売する。

　新橋玉木屋社長の田巻恭子さんは「日本酒が好きな人はもちろん、日本の歴史・食文化を体験したい外国人、つくだ煮のお茶漬け、おにぎり、ごはん以外の楽しみ方を発見したい人、日本の食文化を外国人に紹介したい人などに味わってもらいたい」と話す。「江戸時代から240年続く煮豆、つくだ煮を、令和の『TSUKUDANI』として楽しんでもらえたら」とも。

　営業時間は10時～18時（飲食カウンターは平日のみ11時～18時）。