くじら肉イベント「バレニンミートダイニング2023スプリング」が4月29日・30日、鯨と海鮮料理店「鯨の胃袋」(港区西新橋2、TEL 03-6206-1185)で開催される。
鯨料理専門店が集まる同イベント。昨年6月に続き2回目の開催となる。主催は、鯨肉の新しい食べ方を研さんする有志が集まる「鯨食向上委員会」。鯨食未経験の人にも鯨の魅力を体験してもらうことで、鯨食文化の継続につなげていくことを目指す。
専門店が提供するのは、「鯨の胃袋」が「くじらステーキ」「くじらのスパイスカレー」など。あきる野市「くじらのらじっく」(29日のみ)が「くじらラーメン」「油そば」「くじら珍味3種盛」など。埼玉・久喜市「北斎くじら食房」(30日のみ)は「くじら寿司(すし)」などを用意する。
会場ではアルコール飲料を提供するほか鯨肉を直売する。鯨や魚をモチーフにした陶磁器を制作する「工房 彩陶」の作品も販売する。
鯨の胃袋店主で鯨食向上委員会メンバーの大越勇輝さんは「昨年は、元々鯨に関心のある人や、初めて鯨料理を食べる人など幅広い層に来場してもらった。鯨専門店のスタッフが集まるのは珍しいので、業界でも希少なイベントとなり盛況に終わった」と話す。「今回は、以前よりも鯨料理の幅を広げ、より多くの人に鯨食の魅力が伝わるイベント内容にする。ぜひ足を運んでもらえれば」と呼びかける。
開催時間は12時~20時。
29日には、鯨学者・西脇茂利さんが鯨について話すトークイベント「くじらセッション」も開催。開催時間は15時~16時30分。