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K.I.T.虎ノ門大学院で入学式 イノベーションマネジメント研究科43人入学

金沢から虎ノ門キャンパスに来た大澤敏学長

金沢から虎ノ門キャンパスに来た大澤敏学長

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 「K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院」(港区愛宕1)で3月31日、イノベーションマネジメント研究科第3期生の入学式が行われた。

懇親会の様子

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 同科の入学生は43人。平均年齢は約40歳。一般企業に勤務するミドルマネジメント層、企業経営者、電機メーカーの知財部員、製薬会社の研究者、大学や研究所の教職員、官公庁の職員、テレビ局のプロデューサー、社団法人の理事、プロ野球の球団スタッフ、弁理士や博士号取得者など、多様な人たちがそろう。

 式典では、同大学院学長の大澤敏さんが「社会人として、学力と人間力を兼ね備えた個性を持っている皆さんを指導する教授陣はそれに輪をかけた個性の集団。多様な人材によって構成されている組織は発展性が高く、それがダイバーシティーであり、それを価値に転換するマネジメントについて、本キャンパスで考えていただきたい」と話した。

 理事長告辞を代読した谷政史事務局長は「本大学院での何ものにも代えがたい収穫は、ここに集う多様な人々との交わりから生まれる、友情や師弟の関係を超えた志を共有する同志としての仲間意識ではないかと思う。お互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら、時には助け合って、ここでの学びの時間が実り多いものとなるようにしてほしい」と話した。

 3月に同大学院を修了し食品メーカーの弁理士として活躍する河野純範さんは「私が修了生として皆さまにアドバイスできるとしたら、インプットしたものをできる限りアウトプットにつなげること。アウトプットを考えると、後回しになりがちなインプットの復習もできるようになり、学びの効果が高まると思う。知財マネジメント学位を希望される方はMBA科目を、MBA学位を希望する方は知財マネジメント科目を積極的に受講されると、経営と知財を両立できる本大学院の特徴を最大限活用できると思う」と新入生に呼び掛けた。

 入学式終了後、全体の顔合わせを兼ね懇親会を行った後、生徒は特別講義に出席した。同大事務局の三宅大行さんは「いきなりのハードスケジュールだが、新入生の皆さんはくれぐれも体には気を付けて頑張ってほしい」と呼び掛ける。

 同科では今年から日本IBMの協力・協働で人工知能教育プログラムを開発。IoT(モノのインターネット)、AI、ビッグデータなどの専門家を教授陣として招き、ビジネス課題解決のためのAIプロジェクトの企画立案・運用、実際の導入事例を通じて、スキルを高めるプログラムを新たに4科目開講している。

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