地下鉄大門駅そばに3月4日、オーストリアで生産されるグムンデン陶器を販売する「グムンドナーショップ」(港区芝大門1、TEL 03-6809-2340)がオープンした。
経営は、オーストリア最大の陶器メーカー「グムンドナー・ケラーミック」の総代理店を20年以上務める「東京シュコ・インタナショナル」(千代田区神田小川町)。これまでは百貨店のスポット販売とネット通販をメーンにしてきたが、「実物を見て購入できる常設の場所が欲しい、というお客さまからの声を受けて」(営業主任の小林さん)、直営店を初出店した。
グムンデン陶器の特徴は、「グリュンゲフラムト(緑の炎)」に代表される炎シリーズ(全4色)や「シュトロイブルーメン(小花)」など、17世紀から続く郷土色と田園調を打ち出したデザイン。現在に至るまで、陶器に描かれる絵柄や模様は職人が一点ずつ手描きしている。「全商品が電子レンジ、オーブン、食器洗浄機に対応していることも特徴の一つ」とも。
店舗面積は約4坪。扱うアイテム数は200以上。マグカップ(炎シリーズ=3,045円、2色・3色=3,360円、小花=3,990円)、直径25センチメートルのディナープレート(同3,990円、2色・3色=4,515円、同5,040円)などのほか、デザートプレート(2,835円~)、パスタ皿(3,780円~)、小皿(2,415円~)、花瓶(4,410円~)なども。全高50センチを超える「大花瓶」(6万1,950円)や、容量30リットルの「ジャンボポット」(8万2,950円)といった「お店のインテリアにも使える」アイテムも扱う。「ネットショップでは買えない品もたくさんあるので、ぜひ店に足を運んでほしい」
陶器のほか、オリジナルの「ペーパーナプキン」、オーストリアから輸入した「手描きブローチ」、オーストリアの画廊から集めた「エッヂング(銅版画)」、ノイエ・シュテルツレ・クリスタル(オーストリア)のクリスタル商品、ドイツ製ビールジョッキ、スイス製マットなども取りそろえる。
オープン直後のターゲットは「グムンドナーを愛用してくれる40代から60代の顧客。百貨店やネットでは紹介しきれなかった商品を紹介したい」。今後については「覚えてもらうのに時間がかかると思うが、このエリアでは珍しいヨーロッパの雰囲気が楽しめる店になっているので、近隣の住人や働く方々に気軽に足を運んでほしい」とも。
営業時間は10時~18時30分。土曜・日曜・祝日定休。