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新橋にたこ焼きとワインがメーンのバー、元代理店マンが脱サラ開業

たこ焼きとワインのマリアージュをコンセプトとした「TAKOYAKI DINING 8864」。外観・内装ともに

たこ焼きとワインのマリアージュをコンセプトとした「TAKOYAKI DINING 8864」。外観・内装ともに

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 新橋5丁目の柳通りに9月3日、たこ焼きとワインがメーンのバー「TAKOYAKI DINING 8864(ハッパロクジュウシ)」(港区新橋5、TEL 03-6450-1393)がオープンした。場所は4月27日に閉店した青竹手打ち麺の佐野ラーメンを提供していた「ラーメン酒場 マルゴ食堂」跡。

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 オーナーの名和亨浩さんは元広告代理店勤務のサラリーマン。大阪の大学に通っていた4年間にたこ焼きのおいしさを知ったという。飲食の経験はなかったが、「飲食店を自分でやったら面白いのでは」と脱サラを決意。5年勤めた会社を退職し、田町のたこ焼き居酒屋で2年間経験を積んだ。

 サラリーマン時代の勤務先が東銀座だったため、出店は「仲間が集まりやすいように」と新橋に決めた。店名はタコの足の「8」や末広がりの意味を持つ「8」に、語呂のいい「64」を付けたもの。「たこ焼きを食べて幸せになる」「新橋が元気になる」という願いを込めた。

 店舗面積は14坪、席数はカウンター=6席、テーブル=12席、立ち飲み席=6人。店名やコンセプト、アオノリが歯に付いていないかチェックできるよう裏が鏡状になっているショップカードなど、デザイン関連は元の職場の仲間たちが協力。店内のアート作品も友人が制作した。「友人の多さだけが取りえなので(笑)」と名和さん。

 たこ焼きバーを選んだのは、たこ焼きが好きだったことに加え、「女性も入りやすいおしゃれでスタイリッシュなたこ焼きバーがなかったから」。オープンにあたり、各地のたこ焼きを食べて自分の好みの味を追求した。完成したのは、牛ホルモンを揚げた「油かす」を入れ、カツオだしの利いた「何も付けずに食べておいしい」というたこ焼き。試食したワイン好きの友人が、「このたこ焼きはワインに合う」と、ワインも売りにすることを勧めた。

 たこ焼きメニューは、何もかかっていない「素焼き」(6個480円)が基本。これにネギ(100円)、マヨネーズ・塩・ゆずポン酢・ダシ・ソースなど好みの味を選ぶ。「お薦めは素焼き」と名和さん。その他のメニューもワイン煮合う料理を用意。野菜と一緒に煮込んだ牛すじを丸一日ワインに漬け込み、さらに4時間トマトと煮込んだ「牛すじの赤ワイン煮(クラッカー添え)」や、「チェダーチーズのとんぺい焼き」(以上580円)、自家製ピクルス(280円)、「岩塩で食べるアボカドのおさしみ」(380円)など。

 ドリンクは、プレミアムモルツ(430円)、グラスワイン、ハイボール(以上390円)、スパークリングワイン(ハーフボトル=1,780円)など。ボトルワインは2,100円~2,900円。ランチはワンコインの目玉焼き付きそばめし1種類のみで、テークアウトは20食限定。「今後慣れてきたらランチメニューや夜の料理メニュー、ワインの種類も増やしていきたい」という。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時~23時。日曜・祝日定休。

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