新橋三丁目交差点付近に立ち飲みバー「La Moana(ラー・モアナ)」(港区新橋3 TEL 03-6450-1458)がオープンして1カ月が過ぎた。店舗面積は約6坪で、収容人数はカウンターとテーブル合わせて最大20人ほど。
店主の設楽敏之さんは、今年1月に閉店した新橋の人気立ち飲み店「じゃんけんぽん」の元店員。「以前から自分の店を持ちたかった」こともあり、「じゃんけんぽん」の閉店を受けて開業に向けて動き出した。現在、同店の客は「前のお店の常連さんが中心」。
フードメニューは、日替わりメニューを含め常時20種類以上を用意。人気は「和牛ステーキ」(950円)と、白ワインとみそに一晩漬けたクリームチーズをオーブンで温めバーナーで焦げ目をつける「味噌漬けこがしチーズ」(350円)。「味噌漬けこがしチーズは、じゃんけんぽんの人気メニュー。作り方は変えていない」と設楽さん。このほか、「牛すじの赤ワイン煮」(450円)、「アンチョビキャベツ」(400円)など、「じゃんけんぽん」の人気メニューも継続して提供している。
使用する野菜と海産物は、千葉県産が中心。「千葉県内の道の駅や直売所で仕入れている」と話す設楽さんは、サーフィン歴27年のベテランサーファー。同店オープン後は、仕入れも兼ねて週に最低1度は千葉の海に出かけ、サーフィンを楽しんでいるという。
ドリンクメニューは、アサヒスーパードライ(390円)、角ハイボール(350円)、ホッピーセット(そと=300円、なか=190円)、酎ハイ(300円)など。主力は焼酎で、「鳥飼」(550円)、「朝日」(400円)などの有名銘柄のほか、鹿児島の焼酎「黒さそり」「ゆくところ道あり」(以上450円)、「竈(かまど)」(550円)など、他店での扱いが少ない銘柄も。「仕入れは安定しないかもしれないが、珍しい銘柄の焼酎は継続して提供していきたい」
同店は、小規模な飲食店が軒を連ねる雑居ビルの2階に立地。「看板をビルの入り口に出せないので結果的に隠れ家的な店になっているが、前の店の常連さんだけでなく、いろいろなお客さんに来てほしい」と設楽さん。「ツイッターやフェイスブックを使って店を宣伝していきたい」と意気込む。客単価は約2,000円。
営業時間は17時~24時。日曜・祝日定休。