![展示中の日本画家・安部清子さんの作品。(C)「時は来た」/阿部清子 2012年墨・岩絵具・和紙 53.0×40.9cm](https://images.keizai.biz/shinbashi_keizai/headline/1333073141_photo.jpg)
パークホテル東京(港区東新橋1、TEL 03-6252-1111)で3月26日、日本の四季をテーマにしたアートプロジェクト「ART colours(アート・カラーズ)」が始まった。
四季を通じて日本的なもてなしを演出し、利用客が日本の美意識を体験できるライフスタイルを提案する同プロジェクト。四季に応じた美術品の展示や特別宿泊プラン、オリジナルメニューの提供などを行う。
春のプロジェクトの中心は、同ホテル25階のスペース「アトリウム」で開催中の「春色の墨」展。現代作家6人が、絵の具の代わりに墨を使って描いた絵画やびょうぶ絵など14点を展示する。「墨色は日本の伝統文化の中でも重要な色。描き下ろしをお願いした作品は、春を題材にしてもらった。墨を使って描いた絵の面白さを見てほしい」と、同ホテル広報担当の高橋厚子さん。
4月1日からは、同フロアにある「花山椒」「レストラン タテルヨシノ汐留」「ザ・ラウンジ」の3店で「春」を表現したメニューも提供する(一部は3月26日から提供中)。同ホテル最上階のスイートルームで、パーティーと宿泊が楽しめる女性限定の宿泊プラン「春色のステイ」も販売。料理は「レストラン タテルヨシノ汐留」によるデリバリーで、カクテルはバーテンダーが部屋に来て宿泊客の目の前で作り、サーブする。
「ホテルだからこそ提供できるストーリーを体感してもらえたら」と、高橋さん。
開催時間は11時30分~22時。5月27日まで。