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新橋プラザ前に洋食店「ペコロス」-会社員2人が脱サラ開業

小島さん(左)と武田さん。店名は「謙虚さ(小さな玉ねぎ)」「腹ペコ」から命名

小島さん(左)と武田さん。店名は「謙虚さ(小さな玉ねぎ)」「腹ペコ」から命名

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 新橋プラザ前の新築ビル2階に洋食店「ペコロス」(港区新橋4、TEL 03-6809-2020)がオープンして1カ月が過ぎた。場所はビル建て直しのため五反田に移転した人気ラーメン店「おらが」、ビルオーナーが経営していたカレー店「カレーキッチン まじま」跡。

自家製デミグラスソースがたっぷりかかった「ペコロス」のハンバーグプレート

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 スケルトンからデザインした店舗はオレンジを基調に、木材を合わせた温かみのあるカントリー調。梁(はり)はアメリカの農家の納屋だった廃材を輸入するなど細部にこだわった。店舗面積は約10坪で、席数はカウンター6席とテーブル3卓11席の計17席。

 経営者の小島政和さんと武田賢二さんは友人同士。小島さんは10年間営業職、武田さんは新卒から16年メーカーに勤務していた。小島さんの前職は銀座の洋食店のシェフ。20年の経験があることから、武田さんの転職計画を機に漠然とした夢だった飲食店経営を目指した。

 店の売りは1週間から10日かけて作る自家製デミグラスソース。子牛の骨から煮出し、大量の野菜と共に煮込んで濾(こ)すという工程を毎日繰り返す。ランチにはこのソースを使った「ハンバーグプレート」「カツレツプレート」「ハヤシライスプレート」(以上850円)を提供。付け合わせにはサラダ、ナポリタン、ポテトサラダ、ミニコロッケと別途スープが付く。

 ディナーメニューには、デミグラスソースを惜しみなく使ったという「野菜たっぷりビーフシチュー」(1,200円)やオムライス(1,180円)も用意。そのほか、店名にもなっているペコロス(小玉ネギ)の自家製ピクルス(480円)や「合いガモのペコロス風」(780円)、アーモンド入りの衣で香ばしく仕上げた「サクサク衣のエビフライ」(490円)、「チキンサラダ」(830円)などをそろえる。

 ドリンク類は新橋のニーズに合わせ多種類用意した。ビール(580円~)、サワー(500~)、トリスハイボール(480円)、カクテル(500円)、日本酒(一ノ蔵、720円)、ワイン(グラス=600円~、ボトル=2,200円~)など。生ビールは「BRAU MEISTER」(680円)。

 出店にあたり、友人らがペンキ塗りからデザイナー、ワインの手配まで手伝いを買って出た。「だから失敗はできない」と小島さん。この地でカレー店を経営していたビルオーナーや、精肉店を経営する小島さんの両親も「良きアドバイザー」と感謝する。「オープンして1カ月余り。2日連続で来店してくれた人、毎週来てくれる人もいる。これから新橋でどれだけの人と出会えるのかが楽しみ」。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時(月曜~金曜)、ディナー=18時~22時30分(土曜は17時から)。日曜・祝日定休。

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