新橋駅北側ガード下に11月24日、肉をテーマに飲食店5店舗を集積した「新橋ワールドミートセンター」（千代田区内幸町1）がオープンした。プロデュースは浜倉的商店製作所（新宿区）。

　同施設は同社・浜倉好宣社長がプロデュースする横丁スタイル業態の一つ。これまでに「恵比寿横丁」「神田ミートセンター」「品川魚貝センター」「有楽町産直飲食街」など8カ所を手掛けている。

　「新橋ワールドミートセンター」は元タクシー会社の駐車場だったガード下を借り上げ、5区画を設けた。牛・豚・鶏・馬の各業態に食肉卸業者直営店の計5店舗が出店する。店舗面積は各8坪と共有部分10坪で、延べ床面積は50坪。席数は32席で、全席とも各店舗のメニューの注文ができる。

　出店するのは、函館の小澤牧場の牛肉を使用する「牛酒場GYUMARU～小澤ファーム」、馬肉すし店「肉寿司」、横丁初出店のアジアン居酒屋「トリカラ パッポン」、イタリアンのシェフが手掛ける豚肉料理店「グリグリグリル」、食肉卸会社「プライムミート」（川崎市）直営のバル「MEAT PUBLIC」。各店舗は同所名物という「お土産」メニューや新橋ワールドミートセンターのみのメニューなども展開する。

　同所ではミートセンター内にプライムミートが参入したことで、入居する全店の仕入れと加工を一任。共同購入によるコストダウンや加工の手間を削減し、価格に反映したという。プライムミートが飲食店を経営するのは初で、食肉卸業者ならではのメニューを提供する。

　各店舗のメニューは、GYUMARU＝「名物限定大沼牛自家製メンチカツ」（899円）、「名物大沼牛ポンドステーキ」（3,999円）、肉寿司＝すし（170円～）、「肉塩辛」「いべりこればカツ」（以上430円）、グリルグリル＝金串（各231円）、「名物！煮込み倒した鉄砲煮込み」（441円）、トリカラパッポン＝手羽先「トリカラ パッポン」（880円）、鶏肉入りタイ風焼きそば「パッタイ」（980円）、MEAT PUBLIC＝肉料理のタパス（450円～）、ミートボールやミートパイ（各800円）など。ドリンクメニューは店舗ごとにワインやビール、ハイボールなどを用意する。

　「一つの店舗でたくさんの席を満席にするのは難しいが、複数の店舗であれば可能。卸しが入ることは業者・飲食店・利用者すべてにとって都合が良い」とし、「（卸し業者との）提携ができれば今後も同様の業態を出店したい」という。

　営業時間は16時～翌朝（土曜・日曜・祝日は24時まで）。