新橋に仙台風牛タン料理専門店-モツ鍋店から業態転換

仙台名物の味を再現した「新橋牛タン荒」。

仙台名物の味を再現した「新橋牛タン荒」。

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 飲食店事業を展開する一六堂(中央区)が仙台風の牛タン専門店「新橋 牛たん 荒(あら)」(港区新橋3)がオープンして1カ月が過ぎた。オープンは7月16日で、同社13業態目となる新規ブランドの1号店。

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 同社が経営していた「もつ鍋 黒き 新橋店」から業態転換を図った同店。その理由は、仙台出張で牛タンの味に衝撃を受けた同社柚原洋一社長の思いによる新たなブランド展開と、「不振のモツ鍋業態のテコ入れの効果」(同社広報担当者)を期待したもの。同26日には上野のモツ鍋店も同業態へと転換した。

 店舗面積は19.8平方メートル、客席はテーブル14卓、カウンター8の34席。店内のインテリアは「古き良き居酒屋をイメージし」昭和レトロな雰囲気で仕上げた。店名の「荒」は、開店前1カ月間、「仙台で一番繁盛している牛タン専門店で修業を重ねた」店長が修業店の大将の名前をもらったもの。

 使用する牛は「ティーズ」というブランド牛。「部位の中でも特にやわらかい部分のみを選び、炭火焼きに使用する」という。「タンの塊のうち7割は廃棄またはテールスープのだしなどに使い、徹底して『やわらかさ』を追求している」と同社広報担当者。

 メニューは「牛たん焼き」(1,500円)、「ゆでたん」(900円)、「牛たんたたき」「牛たん塩ユッケ」(以上850円)、「牛たんシチュー」(800円)、「牛たん定食」(1,500円)など。う牛タン焼きは、仙台の味を再現した厚切り。ドリンクは、生ビール(580円)、ハイボール(450円~)、サワー(400円~)など。

 ターゲット層はビジネスマンだが、「利用客は思ったよりも女性が多い」という。新橋を1号店としたのは、「新橋エリアはまさにターゲット層であるビジネスマンの宝庫。最も好立地の一つ」ということから。今後は「牛たん 荒」ブランドを新宿・池袋を中心に拡大していく構え。

 営業時間は、ランチ(平日のみ)=11時30分~14時、ディナー=17時~23時。日曜・祝日定休。

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