新橋に昨年11月オープンした「本場広島お好み焼き ひろちゃん 新橋店」（港区新橋3、TEL 03-6450-1505）が好調な滑り出しを見せている。

　同店は広島の本店と大門に続く3店舗目。そばやうどんを使った本格的な広島風のお好み焼きを提供する。店舗面積は15坪、席数は30席。紅葉や宮島の大鳥居など、広島にちなんだ絵を壁面に描き、広島東洋カープのマスコット「カープ坊や」などもあしらうなど、地域色豊かな内装に仕上げた。

　メニューは、豚肉や生エビ、イカ、広島産の観音ネギなどを使った「スペシャル焼き」、卵やガーリックなどを加えた「デラックス焼き」、もちやチーズを加えた「ひろちゃん焼き」（各1,500円）などのほか、さまざまなトッピングを用意。魚のすり身にパン粉をつけて揚げた広島下町の名物「広島市西区名物 がんす」（500円）や「広島県産　かきのバター焼き」（800円）、「すじキャベツ炒め」（680円）などもそろえる。ドリンクは、生ビール、ハイボール、焼酎、梅酒、サワー、カクテルなど約30種類。

　主な客層はサラリーマンだが、女性グループも目立つという。広島出身の利用客が多いのも特徴で、同じく広島出身のスタッフと故郷の話に花が咲くことも。同店長は「広島から来て、東京の事情が分からず苦労もあったが昨年5月にオープンした大門店ともにご好評いただいている。下町の珍味を懐かしがってくれるお客さんも多い」と話す。「この不況で皆さまの財布のひもは堅いが、評判が良く、お客さまに来ていただいているのが励み」とも。現在は夜のみの営業だが、「焼き手が育てばランチ営業も視野に入れる」とも。

　営業時間は17時～24時。日曜・祝日定休（連休中の日曜は営業）。