映像・DVDの制作、出版事業をおこなうビコム(福岡県)は1月21日より、「東京臨海新交通臨海線ゆりかもめ」DVDを販売している。
同商品は、車窓から景色が一望でき走る展望台とも呼ばれる、「前面展望作品」シリーズのひとつ。同社は同シリーズ内で九州や西日本の鉄道映像を中心に制作していたが、顧客から東日本や首都圏の鉄道を扱った作品を希望する声もあり、同社担当者が、ゆりかもめ映像の制作を行っている日本シネフイルム研究所と知り合い、企画が実現したという。
映像内容は、日中は「都心からおちついた景色へ移動する」(同社)新橋から豊洲を、夜は「終点に近づくにつれ、都心のきらびやかな夜景が広がる」(同社)豊洲から新橋へ運行する、ゆりかもめの中から見た風景映像が中心。2006年に延長開業した「有明から豊洲間の景色もおすすめ」(同社)という。特別映像では、ゆりかもめの空撮映像や通常公開しない車両洗浄の様子、留置線から入線するシーンも収録している。
同社担当者は「今回は、発売前から販売店の事前注文が多かった。ゆりかもめを通勤、通学で利用している方にも見てもらいたい」と話しており、今後はJRの鉄道作品を充実させていく予定。本編は66分で特別収録映像は14分。価格は3,675円。販売は全国のDVD取り扱い書店やオンライン通販の「アマゾン」など。