鳥取県は8月29日、県産品の販売などを行うアンテナショップ「食のみやこ鳥取プラザ」を新橋2丁目にオープンする。運営は公設民営方式で行う。
出店場所は、新橋駅から徒歩1~2分の新築ビルの1・2階。1階(27坪)は特産の二十世紀梨をはじめとする県の特産品をそろえた物販スペースとし、2階(25坪)にはホテルセントパレス倉吉(倉吉市)が鳥取の食材や郷土料理を取り入れた本格的なイタリアンレストラン「オステリア・モンテマーレ・トットリーネ」を開設する。
「鳥取県の人口は日本で最も少なく、ついに60万人を割った。そのため鳥取県自体が知られていない。都内では『鳥取県民に初めて会った』と言われることもしばしば。でもマイナーだからこそ発見があって面白い。まずは鳥取を食べてもらい、鳥取というところを知ってもらう。そして興味を持ってもらい、行ってみようかとなれば理想」(鳥取県企画部広報課職員)。
同県は、妖怪列車が走り、公式妖怪検定試験が実施されているなど妖怪の本場。オープンニングには、同県境港市出身の漫画家・水木しげるさんが鬼太郎やねずみ男、リアルこなき爺(妖怪そっくりコンテスト優勝者)らとともに応援に駆けつける。
当日夜には、在京の若者で結成された「若い鳥取県応援団」も、ショップオープンを祝い新橋駅前FARO CITYビル「ステージ・ファロ」で記念イベント「鳥取祭in新橋~ありがとっとり~」を行う。イベントには鳥取城北高校出身の安田大サーカス・団長、米子東高校出身で人気アニメ「The World of GOLDEN EGGS」のプロデューサー・臺佳彦(だい・よしひこ)さん、倉吉市出身で8月に「流星」でメジャーデビューしたミュージシャンの達也GENMAIさんが出演する予定。
オープンに際し、「トットリが新橋をのっトリます!」と意気込みをみせるのは、同応援団事務局と同県企画部広報職員ら。「砂丘のイメージしかない鳥取の印象を刷新し、豊かな食やユニークな県民性をアピールしていきたい」(同県企画部広報職員)とも。
営業時間は、物販=10時~20時、レストラン=ランチ11時~15時、ディナー17時30分~23時。2階レストランのみ日曜・祝日定休。同29日~31日は、ショップで買物をした先着500人に二十世紀梨を配る。
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