日本酒造組合中央会が運営するアンテナショップ「日本の酒情報館」(港区西新橋1)は1月7日、店頭で毎年恒例の「新春鏡開き~樽酒サービス」を行った。
年男と年女による「四斗樽の鏡開き」は、同会が主催する仕事始めの恒例行事。新年の「祝い酒」をその年の「干支」が刻印された「升」に先着200人に配るもの。正午と夕方17時の2回行われる鏡開きには、「升」を収集する常連客や近隣で働く会社員らが行列を作っている。
当日は、12時前から100人を超す行列ができ、鏡開きを担当した「年男・年女」から参加者に日本酒が振る舞われた。行列の先頭は、「8年前からお酒を飲めない体になったけれど、升をもらうため今年も並んだ」と話す参加歴27回目という埼玉県から訪れた男性。
同会の広報担当者は「今年は十二支の1番目である子年。今年から升のコレクションを始めてみては」と話す。「例年は正午と夕方に250人ほどの方が列をなし、1日で500人以上の参加者が集まる。今年は近隣の会社の仕事始めの日から遅れたため人出は少ないようだ」(同)とも。