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虎ノ門のギャラリー&バーでトークイベント 「まちづくり」テーマに

イベントの様子

イベントの様子

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 ギャラリー&バー「シグナル」(港区虎ノ門1)で8月29日、トークイベント「虎ノ門を知る、虎ノ門とつながるトークセッション」が開催された。

トークセッションの様子

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 2023年にオープンした同店。昼間はギャラリー、夜はバーとして営業し、社会課題をテーマにした展示を行う。7月29日からは、「都市」に関連した展示「THE 9 PASSPORTS スモール・イノベーションの風景」と、各都市をテーマにしたイベントを催した。

 「虎ノ門のまちづくり」に焦点を当てた今回のトークイベントには、同店を運営する「SIGNING」の寺前慎太郎さんと、「街のコトづくり活動」を行う「グー・チョキ・パートナーズ」社長の小野寺学さんが登壇。クリエーティブや都市、社会課題、まちづくりについて約2時間トークを繰り広げた。港区観光大使の「カモ虎課長」も応援に駆け付けた。

 寺前さんは「毎日通っていたら景色がどんどん変わっていくことに気付いた。だからこそ、残したい場所や新しく作りたいものについて、もっと身近なレベルで話し合えるようになればいい。そのために、当店を、プロジェクトを考える拠点として使ってほしい」と語った。

 小野寺さんは「最初は手弁当、自腹で動くボランティア的なまちづくり活動から始まった。やり過ぎて倒産しかけたこともあり、仲間からはよく怒られた。そこから資本・資金を回せる仕組みをつくりたいという思いで会社を立ち上げた。今では、街の企業から仕事をもらえるようになり、事業として成り立つようになった。全体のイメージでは、現在はナショナルクライアント向けの仕事が6割、まちづくり関連の仕事が4割を占める」と話した。

 約20人の参加者は時折笑いや拍手を交えながら耳を傾け、終了後は交流会で意見を交換した。

 参加した40代男性は「イベントではまちづくり視点でいつもとは違う虎ノ門の側面を見られた。同店の存在は知っていたが利用したことがなく、イベントを通じてコンセプトを知れて、面白いと感じた。今後活用したい」と笑顔を見せた。

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