
「新正堂」(港区新橋4、TEL 03-3431-2512)が9月、自社商品の「切腹最中」をモチーフにしたカプセルトイの販売を店頭で行う。
1912(大正元)年に創業した同店。初代店舗は、奥州一之関藩・田村右京太夫上屋敷(通称=田村邸)跡地内にあった。田村邸は忠臣蔵の発端となった播州赤穂藩主・浅野内匠頭長矩候切腹の地であることから、3代目店主・渡辺仁久さんのアイデアで1990(平成2)年から「切腹最中」の販売を始めた。
同店ではこれまでも、「切腹最中」をモチーフまたはデザインをあしらった缶バッジやボールペンなどを製作し販売してきた。今回はカプセルトイなどのグッズ企画、製造、販売を手がける「ブシロードクリエイティブ」(中野区)が5種類を商品化した。価格は1個=400円。
渡辺さんは「今回の企画で初めて切腹最中を知ったという人がいればとてもうれしい。長年愛用していただいている人にもぜひ楽しんでいただきたいと思い考案した。トイ好きの新橋のサラリーマンをはじめ、たくさんの人に届けたい。今後もトイ化には挑戦し続けたい」と話す。