新橋・塩釜公園(港区新橋5)そばに11月27日、和食料理店「お料理 すずき」(港区新橋6 TEL 03-6432-4383)がオープンした。場所は「ふぐ・はも割烹 山田屋」跡。
店舗面積は地下1・2階合わせて96坪。席数は、地下1階=30席(カウンター=9席、テーブル席=21席)、地下2階=40席の計70席。地下2階は全て座敷席で、ふすまを使えば個室としても利用できる。
社長兼おかみの鈴木晴美さんは、約4年間、和食料理店「滴屋」(港区芝)の店長兼2代目おかみとして働いた後、同店を経営する一滴八銭屋(新宿区)が新設した独立支援制度の適用者第1号に選ばれ、独立開業を果たした。「ゼロからの開業は初めての経験だったので、苦労が多かった」と、鈴木さんは笑顔で開業までの日々を振り返る。
主力は「料理長おまかせ 夜のご宴席コース料理」で、「華」(5品、3,675円)、「舞」(7品、5,250円)、「雅」(9品、7,350円)の3種類を用意。横浜の料亭で24年間働いた料理長が腕を振るう。鍋コース料理も複数用意。「冬はあんこう鍋(7,350円)、ふぐ鍋(要予約、1万500円)、すっぽん鍋(4人より要予約、8,400円)などを提供していく」(鈴木さん)。
一品料理は季節によってメニューが変わるものの、刺し身、焼き物、煮物、揚げ物を中心に常時40種類前後を提供。「魚料理には高知から直送された鮮魚を使う。冬なら鯨のたたき(735円)、ニロギの炙(あぶ)り(630円)、カツオのハランボ(630円)など、珍しいものも提供できる」(鈴木社長)。ドリンクメニューも季節により品ぞろえが変わるが、日本酒10種類前後、焼酎・ワインを各5種類前後など、常時40種前後を用意する。
ランチは、1,000円前後のメニューを中心に5種類ほどを提供。「前にあったお店はランチ=揚げ物というイメージだったと、お客さまから教えられた。当店らしさを知ってもらうためにも、釜揚げしらす丼やサバのみそ煮(以上1,000円)、刺し身御前(1,500円)など鮮魚を使ったメニューを中心に提供していきたい」(鈴木社長)。
「店は新橋の騒がしさから少し離れた場所にある。和をイメージした空間で、落ち着いた大人の時間を満喫してもらえれば」とは話す。
営業時間は、ランチ=11時~14時30分、ディナー=17時30分~23時。土曜・日曜・祝日定休。