新橋駅前のSL広場で11月21日、SLのライトアップが始まった。17時に点灯が始まると、次々と携帯に華やかなイルミネーションを収める姿が見られた。
LED約2万個を使った今年のデザインは、ほぼ昨年のテーマ「宇宙に飛び立つスペーストレイン」を踏襲。街路灯がSL付近に移動したことから、これまでより一体感が出た印象となった。今年は使用曲を全編オリジナル曲で構成。点灯も1分おきに3分のフル点灯となり、23時の消灯まで常時音楽とライトアップが楽しめるようにした。
オリジナル曲は、新橋二丁目町会長・栗田芳信さんの長男で、サウンドクリエーターの嘉夫さんによるもの。嘉男さんは8歳からピアノを習い、13歳からパソコンを使用した音楽制作を開始。現在は「Ciel」「CielP」名でインターネットを中心に活動し、ゲーム音楽など数多くのBGMを手掛ける。
流れる曲は、メーンテーマのインスト作品「イルミネーション」のほか、「Take Off」「floret」「Active」「home」「Wind」「Over the sky」の全7曲で、20分ごとに構成が変わる。総合テーマは「新橋のクリスマス」。作詞は秋田で活躍する「たる」さん、ボーカルは「ニコニコ動画」で活躍する「hana」さん、「桂仙(けいせん)」さん、「F9」さんが担当する。
同イベントを手掛けるストリッジプロジェクト(新橋2)代表の市橋さんは「オリジナル曲はいずれも若者から見た今の新橋と、新橋への思いを描いたもの。1月に点灯が終了するころには、新橋の曲として人々の耳に定着すると思う」と期待を寄せる。オリジナル曲はSL広場前の看板のQRコードから携帯でダウンロードできる。
点灯時間は17時~23時。来年1月7日まで。