汐留イタリア街にある「Shiodomeitalia クリエイティブ・センター」(港区東新橋2、TEL 03-3432-6263)は5月1日より、「子どもにこそデザインをArt&Design per Bambini 2007(アート&デザイン ペルバンビーニ)」展を開催している。
イベントはゴールデンウィーク期間中の「子どもの日」を意識し、主役を「子ども」に据えたもの。期間中は、アートやデザイン、イタリアなどのテーマを、セミナー、演劇、ワークショップ、料理教室などで表現するイベントを開催する。
参加企業は、同センターが強いつながりを持つイタリア機関、イタリア現代デザインを扱う団体「ラトリエンナーレディミラノ」、先進的な幼児教育に取り組む「レッジョチルドレン」、デザインと建築の大学院「ドムスアカデミー」や、子どもをターゲットにした日本企業など。
イベント内容は、移動体験型のイタリアの劇団「ラミナリエ」の広場での演劇公演や、劇団主催の「ジャックと豆の木」をテーマにしたワークショップ。ファッション雑誌「VOGUE BAMBINI(ヴォーグバンビーノ)」主催のフォトセッションコース、幼児教育機関による「表現言語」を用いて素材の特徴を探るコースや、イタリア人講師が参加者にサッカーを指導しながら体の動作のイタリア語表現をレクチャーするコース。同センター1階に入居しているレストランも参加し、シェフの指導で食材の色の組み合わせを学ぶ「おいしい色ってどんな色」や「和の食材でデザインするイタリアン」、イタリアの家庭料理を簡単なイタリア語を交えながら調理するコースなども開催する。
また、子どもたちの生活環境に焦点をあて研究開発を行うイタリアのプロジェクトから発表されたデザイン家具「PLAY+(プレイピュー)」シリーズの日本初展示や、「子どもたちに対して、デザインにできること」をテーマに日本企業が子どもの視点で行っている取り組みの発表など、期間中16のイベントを開催する。
イベントにより一部有料。5月6日まで。