ロイヤルパーク汐留タワー(港区東新橋1、TEL 03-6253-1111)は現在、五感で快眠をサポートする宿泊体験企画を提供している。
企画は、同ホテルとアイシン精機(愛知県刈谷市)の寝室空間事業「ASLEEP」が共同で考案した。「五感で導く快眠」をキーワードに、触覚・聴覚・視覚・嗅覚(きゅうかく)・味覚を通して、就寝から起床まで快眠をサポートするさまざまな機能やサービスを寝室空間に備える。
利用するのは31階のコーナーデラックスツインルーム。「触覚」では樹脂弾性体を使用して体圧分散性と寝返り性を両立させ、ふくらはぎに「1/fゆらぎ」の振動を与えるマットレスなどを使用。「聴覚」では起床時間に合わせて小鳥のさえずり音を再生する。「視覚」では、太陽光を模した自然な光で起床時間約30分前から徐々に明るくなる目覚まし照明を、「嗅覚」では入眠1分後と起床10分前からアロマの香りを自動的に拡散する。「味覚」では、就寝前に飲むノンカフェインリラックスハーブティーや目覚めの水分補給のためのミネラルウオーターをそろえる。
料金は、ツイン1人1室=26,300円(朝食付き・通常66,391円)、32,000円(朝食・夕食付き・通常72,166円)、ツイン2人1室=36,500円(朝食付き・通常69,258円)、48,000円(朝食・夕食付き・通常80,808円)。
提供開始から約1カ月が経過した現時点での稼働率は、「エグゼクティブフロアとしてはかなり好調」(同)の70~80%(同ホテル)。これまでに約50人が体験したが、特にアロマの香りで嗅覚を刺激する導眠と目覚めは「とてもスムーズに眠りにつけ、目覚めもすっきりした」と好評だという。
アイシン精機商品企画チームの宮治佳子さんは「ぐっすり眠ることは、疲れをいやすというより次の日への活力。健康や美のためにそれを啓蒙していければ」と話す。同社では7月以降、マットレス単体の発売を予定するほか、システム全体の発売も視野に入れている。
同ホテルで、特別価格での提供は7月31日まで。