有機・低農薬野菜や無添加食品などの宅配事業を行う「らでぃっしゅぼーや」(港区芝公園3)は、20~60代の既婚男女1,000人を対象とした野菜に関する意識調査の結果を発表した。調査は8月31日の「野菜の日」にちんだもの。
「野菜の日」は1983年、全国青果物商業協同組合連合会など9団体が、「野菜についてもっと認識してほしい」という目的で「や(8)さ(3)い(1)」の語呂合わせから制定したもの。らでぃっしゅぼーやは今年で創業20周年を迎えることもあり、「この機会に人々が野菜について求めていること、感じていることを明らかにすることで、改めて野菜について考えるきっかけづくりができれば」(同社)と今回の調査を企画したという。
インターネットを通じて行った調査結果によると、ニンジンは成人女性の「嫌いな野菜」8位にランクインしたが、子どもの「好きな野菜」8位にもなり、さらに子どもの「嫌いな野菜」のトップ10には挙がらなかった。この傾向を同社広報担当者は「昔のニンジンに比べ、今のニンジンは泥臭くなく、食べやすくなったことが関係しているのでは」と見ている。
「好きな野菜」の項目では、成人男女、子どもすべてのカテゴリーでトマトが1位となった。前出の広報担当者は「『イタ飯』ブーム以降、イタリア料理が定着し、パスタの人気が続いているのが要因と思われる。『フルーツトマト』など糖度の高い品種も増えており、それらが好まれているのでは」と分析する。
そのほかの結果は、「好きな野菜」部門・成人男性の2位=ジャガイモ、3位=キャベツ、同成人女性の2位=ナス、3位=ジャガイモ、同子どもの2位=キュウリ、3位=ジャガイモ。「嫌いな野菜」部門では、成人男性・成人女性・子どもともに1位=「特に(嫌いな野菜は)なし」、2位=ゴーヤ、3位=セロリとなった。