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キーコーヒー、毎年恒例のチャリティーセール 560セット完売

当日の様子

当日の様子

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 キーコーヒーが本社ビル(港区西新橋2)1階で10月2日、第14回「工場直送チャリティーセール」を行った。

「コーヒーの2050年問題」展示コーナー

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 同社が「国際コーヒーの日」(10月1日)に合わせて行う恒例の同企画。東日本大震災をきっかけに、自然災害の被災地支援を目的として2012(平成24)年に始めた。この日の売り上げは全て被災地復興支援や海外の子ども支援などに充てる。

 この日は、イベント向けにブレンド・焙煎(ばいせん)し工場から直送したレギュラーコーヒーセット(100グラム×4袋、1,000円)を販売した。同社直営の「キーズカフェ」で使える飲食券などが当たる抽選会も行った。

 会場では啓発展示として、気候変動の影響で2050年に主要産地の適地が縮小する可能性があるとされる「コーヒーの2050年問題」や、同社が進める小規模生産者支援の取り組みを紹介。抽出後のコーヒーかす「コーヒーグラウンズ」を焼き菓子への練り込みや消臭材などに活用したアップサイクル事例も取り上げた。

 イベント開始前から会場には列ができ、正午ごろにピークを迎えた。用意したコーヒーセットは560セットが完売。来場者は近隣住民に加え、昼休みの時間帯には周辺のオフィスワーカーの姿も多く見られ、主催者によると約400人が訪れたという。

 広報担当の岡田理佳さんは「コーヒー文化の啓発と被災地復興支援などの社会貢献を目的に続けてきた。今回は展示を通じて『2050年問題を初めて知った』『コーヒーグラウンズのアップサイクルを試してみたい』といった声を頂いた。生産地から一杯のコーヒーに至るまでのストーリーや楽しみ方、業界を取り巻く現状を、今後も発信していきたい」と話す。

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