
「Sustainable Food Museum(サステナブル・フード・ミュージアム)」(港区西新橋1)で9月29日、「TRANOMON JUST RIGHT NEWFOOD 試食会」が行われた。
虎ノ門で2023年12月に始まった、サステナブルの取り組み「TORANOMON JUST RIGHT NEWFOOD~たまには考える。地球とカラダにちょうど良い新しいフード~」の第3弾イベント。この日は、虎ノ門の飲食店店主やスタートアップ関係者が参加した。
プロデュースは、フードテックスタートアップを支援する「Sustainable Food Asia(サステナブルフードアジア)」(港区)とUR都市機構(横浜市)、「街のコトづくり活動」を展開している「グー・チョキ・パートナーズ」(港区)、人材育成企業「リバネス」(新宿区)。環境や社会、経済に配慮した方法で生産される食品「サステナブルフード」を扱う企業や店が、それぞれの食材を虎ノ門の企業や飲食店に提供し、新メニューを開発・販売を行う。
今回は、イタリアン「Cassolo」が「Tearoom」(渋谷区)の「煎茶パウダー」を使った「静岡県産煎茶のスフレチーズケーキ」、パエリア専門店「EL TRAGON」が「シーベジタブル」(高知県安芸市)の「すじ青のり」を使った「スペイン産塩鱈のブニュエロ」、「CRAFT BEER MARKET 虎ノ門店」が「CRUST JAPAN」(大阪市)の「CRUST BBA」を使った「CRUST BREAKING BREAD ALE」を用意した。
フレンチ「レイヨン・ドゥ・ソレイユ」は「福まる農場」(沖縄県島尻郡)の「キビまる豚」を使った「沖縄キビまる豚のフランクフルト」、鯨肉料理提供店「鯨の胃袋 西新橋本店」は「オリゼ」(目黒区)の「麹マヨ」と「greenace」(山形県酒田市)の「ベジミンパウダー」を使った「スパイシーな鯨肉フムス」、ダイニングバー「Come Back」は、「オリゼ」の「甘酒」を使った「まるでフルーツ トマトのコンポートオリゼ甘酒生姜風味かけ」を用意。
麻婆豆腐専門店「罪無き麻婆豆腐」は「Kinish」(新宿区)の「TheRiceCreamery」を使った「徳川綱吉麻婆豆腐御膳~お米ミルクのカシューナッツアイスの陣~」、カフェ&レストラン「GOOD MORNING CAFE&GRILL虎ノ門」は「NINZIA」(神戸市)の「豆腐ワッフル」などを使った「豆富ワッフル メイプルナッツ&ライスクリーム」、和菓子店「新正堂」は「津南醸造」(新潟県中魚沼郡)の「酒かす」などを使った「あま酒かすようかん」を用意。
シェアスペース&レストラン「Sustainable Food Lab」は「パパイア王子」(宮崎県児湯郡)のパパイア、カレー専門店「Spice and Vegetable 夢民」は「上向き」(福岡市)の「Soycle発芽フレーク」などを使った「Soycleと酒かすのグリーンカレー」、ギャラリー&カフェ「SIGNAL」は「Kinish」の「TheRiceCreamery」を使った「もっちり黒蜜きなこあいす」を用意した。
会場で配布した、4ページ構成の冊子「JUST RIGHT NEWFOOD NOTE」には今回参加した飲食店がマッピングされ、それぞれ提供した料理を紹介。「Come Back」オーナーシェフの遠藤正浩さんと、オリゼの河原あいさんによる対談も掲載した。
河原さんは「今回一緒に参加したスタートアップや飲食店の取り組みを知ることができ、実際に味も知れて勉強になった。これを機に、飲食店を通じて多くの人たちに口に入れていただけるような取り組みを頑張りたいと思った」と話す。