
「食」をテーマにする施設「Sustainable Food Museum(サステナブル・フード・ミュージアム)」(港区西新橋1)で6月19日、「TRANOMON JUST RIGHT NEWFOOD 試食会」が開催され、虎ノ門の飲食店主らが参加した。
2023年12月、サステナブルをテーマにした取り組み「TORANOMON JUST RIGHT NEWFOOD~たまには考える。地球とカラダにちょうど良い新しいフード~」を企画。環境や社会、経済に配慮した方法で生産される食品「サステナブルフード」を扱う企業や店舗が、それぞれの食材を虎ノ門の企業や飲食店に提供し、新メニューを開発し販売まで行う。フードテックスタートアップを支援する「Sustainable Food Asia(サステナブルフードアジア)」(港区)とUR都市機構(横浜市)、「街のコトづくり活動」を行う企業「グー・チョキ・パートナーズ」(港区)、人材育成などを行う企業「リバネス」(新宿区)がプロデュースする。
当日は、サステナブルフード提供企業が自社商品をプレゼンテーションし、試食を提供。低糖質食品ブランドの運営などを行う「NINZIA」(神戸市)は「NINZIAワッフル」、食品加工機械の研究開発・販売の「ASTRA FOOD PLAN」(千代田区)は「タマネギぐるりこオリジナル」、藻の生産・販売を行う「Algalex(アルガレックス)」(沖縄県うるま市)は「うま藻」、農産物加工品の製造及び販売などを行う「グリーンエース」(山形県酒田市)は「Vegeminパウダー(かぼちゃ・ほうれんそう・トマト)」などを用意した。
地元企業・飲食店として、和菓子店「新正堂」、フレンチレストラン「レイヨン・ドゥ・ソレイユ」、海鮮居酒屋「鯨の胃袋」、ダイニングバー「Come Back」、カフェ&レストラン「Good Morning Cafe & Grill 虎ノ門」、スペイン料理店「EL TRAGON(エルトラゴン)」らが参加した。
UR都市機構の伊比友明さんは「今回参画してくれたスタートアップの技術やサービスが世の中に浸透すると、食に対する社会課題が解決に向かっていくと思う。この企画を通じて、オフィスワーカーが集まる虎ノ門を盛り上げていきたい。1週間に1度はサステナブルな食事を取る習慣が当たり前になればと考えている」と話す。