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新橋で110年続く「江戸銀」、24年前のまかない「べっこう漬け丼」がメニューに

店主の鎌田高生さん

店主の鎌田高生さん

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 新橋の「江戸前ビストロEDOGIN」(港区新橋4、TEL 03-3436-4686)で現在、24年前にまかないとして考案されたというメニュー「べっこう漬け丼」を販売している。

「べっこう漬け丼」

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 1908(明治41)年に創業し、親子4代にわたり新橋で家業を営んできた同店。オープン当初は鮮魚店・江戸前の日本料理店として営業していたが、現在は和食とフレンチを組み合せた江戸前ビストロとして営業している。店舗面積は10坪。席数はカウンター席8席、テーブル席18席。

 4代目店主の鎌田高生さんが24年前に2代目のまかないを再現した同メニュー。創業110周年を迎え、当時の従業員に好評だったという同メニューをグランドメニューに追加したという。

 伊豆大島の郷土料理として知られる「べっこう」は、同島産の青唐辛子を使った漬けだれが特徴。同店でも、伊豆大島産青唐辛子を使った特製の漬けだれに漬けた魚の切り身と島海苔(のり)を使う。切り身は毎日仕入れている魚の中から漬けに相性のいい魚を選んでいるという。

 ランチメニューは一日限定30食。価格は1,200円。同メニューを食べた客からは「海苔の香りからお茶漬けが食べたくなる」「後半の半分はお茶漬けとして食べたい」などの声を受け、プラス100円でだしとゴマだれを追加し、お茶漬けとしても楽しめるようにしている。

 鎌田さんは「江戸っ子の心意気を楽しんでほしい。親子4代新橋なのでとても愛着がある。昔のように近所仲良く明るい新橋が大好き。肩肘張らない気軽な庶民の皆さんに親しまれる店でありたい」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時30分~13時30分、ディナー=17時30分~翌1時。土曜・日曜・祝日定休。

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