「新橋こいち祭」開催迫る-浴衣美人コンテストに地元サラリーマンも

昨年は2日間で14万人を動員した「新橋こいち祭」。スーツ姿で縁日遊びに高じるサラリーマンの姿も風物詩(写真=清原逸夫)

昨年は2日間で14万人を動員した「新橋こいち祭」。スーツ姿で縁日遊びに高じるサラリーマンの姿も風物詩(写真=清原逸夫)

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 新橋最大の祭り「新橋こいち祭」の開催が、今年も7月22日・23日に迫った。15回目となる今回も、駅前SL広場や桜田公園を中心としたビルの谷間で遠日や盆踊りが展開される。

「第15回ゆかた美人コンテスト」の候補者、安藤大輔さん

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 SL広場の特設ステージで行われる同祭りの目玉イベント「ゆかた美人コンテスト」には、今回も男性1人を含む10人が最終選考に進出。現在各自の公式ブログを用意し、ウェブ投票を行っている。「白一点」となったのは新橋の会社に勤務する安藤大輔さん(27)。「新橋で飲み歩いているうちに出場することになった」(安藤さん)という。

 「学生時代の新橋のイメージは、お酒で顔を赤くしながらSL広場でワイドショーのアンケートに答える愛すべき大人たちの街。新橋で働き始めて5年。行きつけの店や気の置けない友人もでき、気付けば自分もそんな大人になりつつある」と安藤さん。「美しい女性9人の中に、なぜか小汚いサラリーマンが1人。運だけで予選を通過しW杯に出てしまった弱小国の気分だが、他の最終候補者の方々と切磋していきたい」と意気込みをみせる。

 そのほか、石川県加賀市が山中温泉のPRに力を入れ、ブースを出店したり、地元旅館のおかみが盆踊りに参加したりする。「『ゆかた美人コンテスト』のファイナルにも石川県からの応募者・林千晶さんが残った。全くの偶然に驚いている」と同祭実行委員会事務局の中川さん。林さんは、昨年の「ミス百万石」だという。

 このほか特設ステージでは各種パフォーマンスや演歌ライブも予定。サザンオールスターズのコピーバンド「いとしのエリーズ」、港区芝大門の町会バンド「るーずびーと」、バー「千」(新橋4)の常連客による「新橋吹奏楽部」、新橋系脱サラバンド「ザ★レコーズ」なども演奏を披露する予定。

 ニュー新橋ビル4階テラスには両日「星空ビアガーデン」がオープン。同ビル脇の柳通りではベーゴマや竹トンボなどの伝承遊びや、金魚すくい、水ヨーヨー、射的などの縁日が並ぶ。桜田公園には両日15時から屋台村がオープンするほか、港区立生涯学習センターには浴衣の無料着付けコーナーも開設営。盆踊りは、桜田公園と歩行者天国になる柳通りを会場に繰り広げられる。

 各会場の開催時間は、SL広場=12時~21時、SL広場・ニュー新橋ビル周囲歩道屋台=12時~21時、縁日=15時~20時30分、星空ビアガーデン=17時~21時、桜田公園=15時~21時(着付けコーナーは17時から)、盆踊り桜田会場=18時~、柳通りの大盆踊り=19時15分~20時。

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