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新橋駅前ビルに和酒立ち飲み店「庫裏」-銀座・新橋の専門店が3店舗目

店の入り口は大きく開かれており、大きな布の帳(とばり)が飾られている

店の入り口は大きく開かれており、大きな布の帳(とばり)が飾られている

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 新橋駅前ビル1号館(港区新橋2)1階に5月22日、日本酒を中心にそろえる立ち飲み店「庫裏(くり)」(TEL 090-3609-6363)がオープンした。同店は銀座と新橋に同名の和酒専門飲食店を構えており、同店が3店舗目で立ち飲みスタイルでの出店は初めて。

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 店舗面積は3坪で、カウンターには最大8人ほどが並んで立てる。店の壁には200種類以上の地酒のラベルを飾る。「こじゃれた雰囲気で入りやすさを求めた内装」と社長の栗原広信さん。

 店を1人で切り盛りするのは栗原さんの母、伊津子さん。40年近く酒販店を営み日本酒業界への造詣が深く、接客経験は豊富ながら飲食店で接客は今回が初めて。伊津子さんが70歳を前にカウンターに立つことを決めた理由の一つに、「最後の仕事として、お世話になった日本酒業界の魅力を広げたかった」(栗原社長)ことがあったという。「新たなつながりが生まれてくれれば」とも。

 店では日本酒を中心に約30種の酒を提供。価格は200円からで、日本酒は5勺(しゃく)のちょこに注いで出す。「定番は作りたくない」ことから、売り切れの銘柄が出た場合は別の銘柄を用意する。肴(さかな)は毎日、「軽めの」もの約10種類をそろえる(100円~)。こちらも定番メニューはなく、「酒に合う肴を日替わりで提供する」。地酒3種類と肴2品のセット(1,000円)も用意。客単価は約1,000円。

 「3店とも異なるスタイルの店だが、いろいろなニーズに応えられるよう、これからも違うスタイルの店を展開したい」と栗原さん。同時に「日本酒の楽しさを伝えていきたい」とも。

 営業時間は16時ごろ~22時30分ごろ。土曜・日曜・祝日定休。

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