第一ホテル東京（港区新橋1、TEL 03-3501-4411）は来春で開業15周年を迎えるのを機に客室277室をリニューアルする。

　近年、外資系ホテルの日本市場への参入が増えていることを背景に、同ホテルは顧客流失を防ぐため創業15周年に合わせ改装を決めたという。改装費用は約10億円。

　コンセプトは「快適・快眠」で、客室全室に「シモンズ社」のベッドマットレスやテンピュール社の低反発枕、羽布団を導入する。また、地上波デジタル放送に対応した薄型液晶テレビを設置するほか、LAN回線もレベルアップし、同ホテルのリピーターである「ハイエンドなビジネスマン」（同社）の要望に対応する予定。内装イメージは改造前と同じテーマの「ヨーロピアンエレガンス」とし、客室内の家具も従来よりも高さを抑え、室内を広く感じられるようにしたという。

　すでに同ホテル内は昨年より改装工事が始まっており、客室の改装スケジュールは第1期＝1月15日～2月23日（9階～12階、14階、20階、計155室）、第2期＝8月1日～9月9日（15階～19階、計122室）。今後は、宴会場や他施設の改装も進め、秋頃に同ホテルのリニューアル終了を予定している。

第一ホテル東京