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虎ノ門の手打ちそば店「元禄」が3月移転へ 移転先模索中

手打ちそば「元禄」の外観。

手打ちそば「元禄」の外観。

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 虎ノ門ヒルズ付近の手打ちそば店「元禄(げんろく)」(港区虎ノ門1、TEL03-3501-9679)が虎ノ門1丁目の再開発に伴い、今年3月でいったん閉店し移転することが決まった。

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 1995年に開業して以来21年の間、同所で営業してきた同店。島根県出雲大社の「荒木屋」で4年間修業した店主の木村さんが「そばの素晴らしさ、奥深さ、魅力を実感してほしい」と、そば打ちの「こね」「のばし」「包丁」を全て手作業でするなど、こだわりをもって営業してきた。月2回、そば打ち教室を開くなど「そば」の魅力も伝えてきた。

 人気メニューは、三陸産のカキを使った「カキそば」(1,500円)、油揚げ・しめじ天・小えび天・餅が入った具だくさん「二色(田舎と並)つけ汁そば」(1,250円)、「つけ汁そば」(1,100円)、餅・しめじ・肉が入った出汁のきいたコクのある「カレーそば」(1,100円)など。ディナーメニューの「かも鍋コース」(5,980円)や、前菜・造り・焼き油揚げ・卵焼き・サラダ・天ぷら・せいろの「元禄コース」(5,780円)なども人気だという。

 現在、移転先を模索中の木村さんは「21年間、この虎ノ門で多くの方に来店いただけたことに感謝。できれば、同地近くの虎ノ門・新橋地区で営業を再開し『そば』の魅力を伝え続けていきたい」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~22時(土曜はランチのみ)。日曜・祝日定休。同所での営業は3月末まで。

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