芝大門・芝大神宮で「だらだら祭り」-ショウガの無料配布も

芝神宮の例大祭「だらだら祭り」は別名「生姜祭り」。参道や境内では縁起もののショウガの販売も(写真=清原逸夫)

芝神宮の例大祭「だらだら祭り」は別名「生姜祭り」。参道や境内では縁起もののショウガの販売も(写真=清原逸夫)

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 芝大神宮(港区芝大門1)で9月11日、例大祭が始まった。同祭は10日間にわたって「だらだら」続くことから、通称「だらだら祭り」と呼ばれている。

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 同社は今年で創建1005年の古参神社。伊勢神宮の祭神を主祭神として祭っており、「昔は伊勢神宮まで参拝に行けない人々が代わりに訪れていた。遠くから来る人も多く、参拝客がいつまでも『だらだら』と続いたことからこのように呼ばれるようになった」(芝大神宮広報担当者)という。例年、来場者数は1万人近くに上る。

 かつて一面ショウガ畑に囲まれていた同社は、例大祭のときには参道や境内はショウガを売る屋台が並んでいた。そのため、別名「生姜祭り」「生姜市」とも呼ばれる。今年も境内に「生姜小屋」が建てられ、葉ショウガの上部を結んだ「御膳生姜」(300円~)や「しょうが湯」、「しょうが飴」(以上、300円)などを販売するほか、約3,000セット用意する「奉納生姜」を無料配布する。

 今年の大祭は陰祭りで各町会によるみこし渡御はないが、新規に奉納された宮みこしの初渡御が行われる。同みこしは宮本卯之助商店(台東区)が製作した。境内で行われる一般向けのイベントは15日からで、奉納狂言(16日)、野点・盆踊り、奉納落語・大道芸(以上19日)、縁日(19日・20日)などが催される。

 祭りは今月21日まで。ショウガの無料配布は19日の昼ごろを予定(先着順)。

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