新橋のベトナム・焼肉複合店がベトナム料理を一時休止-シェフ出張で

「焼肉職人ベアーズ新橋店」で、しばらくビンさんのベトナム料理が食べられなくなる

「焼肉職人ベアーズ新橋店」で、しばらくビンさんのベトナム料理が食べられなくなる

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 ベトナム料理と焼肉の複合店「焼肉職人ベアーズ新橋店」(港区新橋3、TEL 03-3438-2929)は7月18日より、一部のメニューを除きベトナム料理の提供を休止する。理由はベトナム人シェフのブー・バン・ビンさんが一時不在となるため。

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 ビンさんは、同社が9月に出店するハノイの新店舗準備と、同社現地スタッフでもある妻が出産間近となったため7月18日に渡越し、10月までハノイに駐在する。今回ビンさん不在の期間、ベトナム料理の休止を決めたのは、「ビンさんでないと出せない繊細な味があるため」(同店)。同店ではこれまで手掛けていたベトナム料理による仕出し弁当も6月いっぱいで休止した。同サービスはベトナムの政府機関や現地からの学生向けなど、多くの需要があったという。

 他のスタッフに託し、これまで通り提供を続けるメニューは、春巻き各種(480円~)、「揚げとうもろこし」(680円)、「炒め空芯菜」(880円)、「トマトの和牛詰め」(780円)、「手羽先のスパイシー揚げ」(980円)、「ハノイ風炊き込みご飯」(1,080円)、ベトナムの鶏丼「ハノイ風コムガー」(1,180円)、米麺の鶏そば「フォーガー」(980円)、同レアの牛肉を乗せた「フォーボー」(1,480円)など。

 ビンさんは15年のキャリアを持つベテランシェフ。ハノイの人気レストランの料理長を務めているときに和食職人にも勝る技術と姿勢、センスにベアーズを経営するイーグルエンタープライズ(港区新橋2)社長の斉藤達也さんがほれ込み、スカウトした。「ベトナム料理発祥の地であるハノイの料理は、いわゆるエスニックではなく、初めて食べてもどこか懐かしい味。日本人向けにアレンジすることなくおいしく食べられる」と斉藤さん。

 同店は焼き肉専門店として2006年にオープン。2008年に、当時六本木で営業していたベトナム料理店を撤退することになり、焼き肉店へ吸収統合する形をとったもの。メニューの割合はほぼ半々で、メニュー表には焼き肉とベトナム料理が混在する。「焼き肉があることで、ベトナム料理を食べたことのない人へも広めやすくなった」と斉藤さん。カップルで訪れ、女性が注文したベトナム料理を味見して開眼する男性もいるという。

 営業時間は、火曜~土曜=17時~翌朝、日曜・月曜・祝日=17時~深夜。10月以降はベトナム人シェフの増員など態勢を整え、新橋にも新店舗を出店する構え。

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