「根室食堂」が新橋に新業態-定食メーンに北海道・根室の魚介を提供

新鮮さと安さで人気店となった「根室食堂」の新業態。根室市のバックアップも得ているゆえの品質と価格帯を実現する

新鮮さと安さで人気店となった「根室食堂」の新業態。根室市のバックアップも得ているゆえの品質と価格帯を実現する

  • 0

  •  

 都内で北海道の魚介類をメーンに提供する立ち飲み店「北海道海鮮問屋 根室食堂」を経営するTOKUCHI(港区)は12月11日、根室の魚介を使用した定食がメーンの新業態店「東根室食堂」(港区新橋2、TEL 03-3571-3360)をオープンした。場所は「根室食堂 新橋店」地下1階。

[広告]

 新橋店地下フロアでの展開は、同店の好評を感じたビルのオーナーからの提案もあり以前から計画していたという。また、「物産展の企画が持ち込まれたことも大きなきっかけになった」(オーナーの平山徳治さん)。物産展の仕組みを知るうちに、「本当に安くておいしい根室の魚介類の魅力を伝えたい」と、物産展での弁当の販売を意識したモデル店として定食店の開店を決めた。

 店舗面積は13坪、席数は16席。店内は魚屋をイメージして大漁旗を大胆に配置し、いすなどに魚を輸送する時に使う「トロ箱」と呼ばれる木箱を利用して活気ある雰囲気に仕上げた。

 メニューは、タケノコの入ったバターライスに薄切り豚のカツを乗せてデミグラスソースをかけた根室の名物料理「エスカロップ」を、根室の人気店「アンクル&ちぼり」の秘伝ソースを直送して作った「チボリエスカロップ」(780円)をはじめ、「マルタツの一汐さんま焼定食」(480円)、「根室直送 本日の刺身5点盛り定食」(1,280円)、「菱三のいくら丼」(1,480円)、「根室産 豪快うに丼(1,980円)などを用意。弁当(600円、100円追加でカニ汁付き)もテークアウト販売する。

 平山さんは「単なる安売りではなく、クオリティーの高さも知ってもらうための店舗。独自でソースなど再現することもできるが、現地の味をそのまま味わっていただくことにこだわっている。(地元業者と)互いに良くなって行かなければ」と力を入れる。現在湾中漁業組合の協力を得てホッキ貝のカレーも開発中だが、使うダシは地場で冷凍加工時に出るものを安く買い取るなど相互に有益な関係を築く。新橋の店については、「あらゆる種類の魚介を食べていただけるし、込み始めるとサッと次の方に譲ってくださるなど、立ち飲みのルールを理解されているマナーの良いお客さまが多い」と話す。

 同社では来年9月ごろ、根室の短角牛を使った焼肉新業態店を新橋で出店する予定。

 営業時間は11時30分~21時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース