検索間違い変換サイト、「萌えキャラ」でリニューアル―親しみやすさ狙う

イタリア公園でランチするのが趣味の「汐留ゆう」と、写真写りの悪さが悩みの「ねこまたさん」が検索間違いを可愛らしく案内

イタリア公園でランチするのが趣味の「汐留ゆう」と、写真写りの悪さが悩みの「ねこまたさん」が検索間違いを可愛らしく案内

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 インターネットメディア事業を展開するアイティオール(港区浜松町1)は10月8日、同社が運営する検索ワード間違い変換サイト「間違い.net」をリニューアルした。

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 同サイトは2007年7月に同社が開設。インターネットで検索を行う際の誤変換や勘違いなどのキーワードを入力すると、それに対する正しい検索ワード候補を返し、該当するウェブサイトがある場合はそのURLを表示する。これまでは文字のみの案内だったが、「面白みがなかったため、楽しみながら検索してもらいたい」(同社社長の鹿島雄介さん)とオリジナル萌えキャラクターを起用してリニューアルを図った。

 検索ワード間違いを案内するキャラクターは、営業職に就く20歳の女性という設定の「汐留ゆう」と半妖怪の黒猫「ねこまたさん」。キャラクターデザインは「がんばれ!鉄道むすめ」「バスむすめ」などで知られる漫画家でイラストレーターの宙花こよりさんが手がけた。

 同サイトでは無料APIも公開。検索や通販など検索窓があるサイトの運営側に、ナビゲーションを入れることで検索間違いなどによるサイト内アクセスの機会損失を減らす手助けを行う。同キャラクターが登場するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「mixi」アプリの「マイミク神経衰弱」も同時公開。マイミクの画像やフォトアルバムをめくる新感覚の神経衰弱ゲームを展開しており、サイトのコンセプトに合わせ、めくり間違えると「まっちがえた~」と言ったり、所々で言葉を言い間違えたりする。

 リニューアル後間もないが、これまで月間100万PVだったアクセス数が約1.2倍にアップし、登録者数も増加。「mixi」内でもゲームは公開から約3週間で利用者が6,000人を超え、宙花さんのファンによる同キャラクターのコミュニティーも開設されたという。

 鹿島さんは「宙花さんの描くキャラクターは、「萌え」といっても女性にも受け入れられるかわいらしいもの。性別を問わず愛されるキャラにしたかった」と振り返る。「名前に『汐留』と付けたのは、会社のある同エリアの知名度アップで活性化に貢献したいという思いから」とも。

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