新橋に韓国家庭料理店-一番人気は「緑茶サムギョプサル」

2階の店舗へはは中央のビル入り口から。サラリーマンの街に合わせ、リーズナブルなメニューも追加したという

2階の店舗へはは中央のビル入り口から。サラリーマンの街に合わせ、リーズナブルなメニューも追加したという

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 新橋駅近くに8月8日、韓国家庭料理の店「多香(ダヒャン)新橋SL広場店」(港区新橋2、TEL 03-6268-8323)がオープンした。同店は昨年3月にオープンした同名の本店(千代田区神田)に続く2店舗目。

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 同店のオーナーは韓国出身の陸香(ユクヒャン)さん。スタッフも全員韓国人という本格的な味と雰囲気をウリにする。ビル2階に位置する同店の店舗面積は28坪。席数はカウンター11席、ホール12卓24席、個室5卓14席。

 店名の由来は、陸香さんの名前と「多くの人に韓国の香りと雰囲気を味わってほしい」という陸香さんの思いから。「辛いだけじゃない、コクのあるおいしさと、ヘルシーで美容にも良い韓国料理を楽しんでもらえたら」と陸香さん。客の多くは近隣ビジネスマンやOLで、7対3で男性が多い。

 料理はすべて自家製。陸香さんの「おすすめ」はワタリガニを漬け込んだ「ケジャン」や鍋類。ケジャンは辛いもの(1,650円)としょうゆ漬け(2,480円)の2種類がある。鍋は美容に良いというホルモンを煮込んだ「コプチャン鍋」(1人前=1,450円)、サンマとキムチの入った「秋刀魚チゲ」(同)、肉・タコ・野菜の入った「プルコギ・タコジョンゴル」(同=1,650円)など。

 名物は種類も多い豚バラの焼肉「サムギョプサル」。肉は宮崎の芋豚を使用する。「一番人気」(陸香さん)は「緑茶サムギョプサル」(1人前=1,400円)。肉に高級緑茶の粉末をまぶしたもので、焼いたときの香ばしさが特徴だという。ハブ茶を使った「ハブサムギョプサル」(同=1,450円)も。

 脂がたっぷり乗った豚バラだが、韓国から取り寄せた焼肉用鍋で焼けば脂が流れ出し、中央の油受けにたまる。「それを見てお客さんが『こんなに脂が抜けた』と喜ぶ」という。近々、「日本では珍しい厚さ0.2ミリの肉を使用した焼きしゃぶのような『ベーサムギョプサル』(価格未定)も登場する予定」(陸香さん)。

 路面店でないため、開店間もなくは客足が少なかった同店。「一度食べたらわかってもらえる」と料理の味を信じてきた陸香さんの思いは届き、最近ではリピーターが多くなったという。ランチでは店の味をいろいろ試してもらえるよう、宣伝を兼ね750円で日替わり定食を出している。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=18時~23時。土曜・日曜・祝日定休。

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