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西新橋の米発カフェ「バイシクル・コーヒー」、契約期間満了で金町に移転へ

バイシクル・コーヒーの成田裕作さん(左)と清水大輔さん(右)

バイシクル・コーヒーの成田裕作さん(左)と清水大輔さん(右)

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 西新橋の新虎通り沿いにある米サンフランシスコ発のカフェ「BICYCLE COFFEE TOKYO CAFE&ROASTERY(バイシクル・コーヒー トーキョー カフェ アンド ロースタリー)」(港区西新橋2)が3月23日、2年の契約期間を終え金町に移転する。

移転先の金町の店舗の様子

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 フェアトレードによって取引されたコーヒー豆のみを使い、焙煎(ばいせん)したてのコーヒーを自転車で配達している同店。2016年4月から、併設するコミュニティー施設「URTRA」と共に営業を続けてきた。

 同施設は、UR都市機構を母体に、同店と「URTRA」を運営してきたエムズプランニング(千代田区)が2年間の運営受託を受け、「まちのにぎわい施設」として定期的にワークショップや講演会などのイベントも開いていた。

 同店も、毎月第2、第4木曜の8時30分から行われるまちの清掃活動「グリーンバード」終了後に、掃除を終えた参加者にコーヒーを振る舞ったり、最終週の金曜に行われるインターネット放送「虎ノ門でごめんなさい」に場所を提供し、スタッフの成田裕作さんや清水大輔さんが同番組に出演するなど、「まちのにぎわい」を創出してきた。

 そのほか、自転車専用道路が設置されている同通りの特徴を生かし、自転車で同店に訪れたお客さんにサービスをしたり、自転車で立ち寄りやすい土産店やカフェなどの飲食店などのスポット情報や、お薦めのサイクリングコースを紹介する「バイシクルマップ」を配布したりするなど、自転車文化の発信も行ってきた。

 4月以降は、同店をオープンさせる以前にコーヒー豆などの配達のみを行っていた葛飾区金町に焙煎(ばいせん)所を戻し、カフェとしての営業も続ける。

 成田さんは「拠点は葛飾に移るが、新虎エリアにはいくつかコーヒー豆の配達先がある。形は変わるが、新虎エリアとの関わりを継続して、街のにぎわいに貢献できればうれしい」と話す。

 同施設は6月1日に運営体制を変えリニューアルオープン予定。インターネット放送「虎ノ門でごめんなさい」などは4月以降も継続して行われる。

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