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西新橋・取り壊し前のビルをシェアアトリエに 自由な場として活用、一般開放も

毎月第3木曜に行われるオープンアトリエに駆け付けたカモ虎課長と皆さん

毎月第3木曜に行われるオープンアトリエに駆け付けたカモ虎課長と皆さん

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 西新橋の元雑居ビルに8月17日、シェアアトリエ「SHINTORA ARTS COMPLEX」(西新橋2)がオープンした。

同アトリエで作品制作をするアーティスト

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 同アトリエは、オーナーで自身も写真家として活躍する嶋本丈士さんが「一人の表現者としてアーティストたちと同じ目線に立って、アーティストと社会の橋渡し的存在になれれば」と、取り壊し前のビルを自由な場として解放する試行プロジェクトとして企画。「自由な場の確保の重要性の実証」を目指す。

 東京メトロ日比谷線の新駅開発や、2020年東京オリンピックに向けての動きも注目されているエリアでありながら、「いまだ特定のコミュニティーや文化の色が確立されていないエリアでもあるため、新しいことを始めるには最適なエリアなのではないか」と同エリアを選んだという。

 取り壊し前のビルは「新築よりも味があり、原状回復をしなくてよいという点においてもアーティストにとってはとても良い環境」と、元雑居ビルを改装して開業した。

 毎月第3木曜には、18時からオープンアトリエとして同ビルを一般開放し、1階にバーカウンターを設け「スナックさやか」としてアルコールの提供も行う。

 嶋本さんは「アートをもっと身近なものしていきたい。さらにアートでよりよい未来を築いていきたい。そのためにも、オープンアトリエに足を運んでいただき、アートに触れ、人生の中のよいスパイスにしてもらえればうれしい」と話す。「若いアーティストがこの場所でいろんな経験をし、社会との関わりを持つことで未来の選択肢が増えれば」とも。

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