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虎ノ門金刀比羅宮で伝統行事「初こんぴら祭」 踊る七福神に歓声

年初めに行われた「初こんぴら祭」の様子

年初めに行われた「初こんぴら祭」の様子

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 虎ノ門の金刀比羅宮(港区虎ノ門1)で1月10日、今年の初こんぴら祭が行われ、青空のもと都内に住む人々や海外からの観光客などたくさんの人が訪れた。

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 1660年の創建当時から行われており、五穀豊穣(ほうじょう)と商売繁盛、人々の安泰を願う同祭。毎月10日に行われる「月次祭(つきなみさい)」の年初めに行われる祭りを「初こんぴら祭」と呼ぶ。

 当日、境内では、里神楽相模流「萩原正義社中」の獅子舞や七福神が踊りながら登場し境内を練り歩くという他ではあまり見られない催しも行われた。七福神の行列が登場すると、待っていた大勢の参拝客は歓声を上げ写真を撮りながら「獅子」に頭をかんでもらえるように群がり、手を伸ばして「七福神」からお菓子をもらうなどし、「福」の振る舞いを目いっぱい楽しんでいた。

 都内に住む70代の女性は「お正月、皇居の一般参賀の後こちらにお参りに来た。そのときにもらったチラシで今日のことを知った。伝統行事が楽しめる神社が近くにないので楽しみにしていた」と話していた。

 神楽殿では里神楽の奉納が行われ、「稲荷山」の舞が披露された舞台前には大きな人だかりができた。里神楽を待つ間、舞台では「南京玉すだれ」や「津軽あいや節」などの披露もあり、境内は終始雅楽の音色と笑い声に包まれていた。

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